額縁の形をつくる
天然木を板材から製材して、多種類の刃を使いこなし
額縁の様々な形状に削り仕上げていく。
額縁を組み上げる
形状をつけた棹状の木材の両端を45°に切り出し
ボンドを塗り四隅から均等に圧力をかけ、組み上げる。
木型を用いて型を作る
額縁の仕上げによって作業内容は変わりますが
装飾的な額縁【東京額縁】の場合は木型を用いて
胡粉から型を抜いて額縁に乗せます。
多くの木型があり、自由に組み合わせたりも可能です。
下地を塗る
胡粉から作る下地を額縁に塗り
装飾と額縁を馴染ませたり、木目を潰していきます。
木目を活かす場合は胡粉の下地は塗りません。
基本的に下地は素材を変えながら4回塗り重ねます。
額縁の仕上げ
仕上げの色を塗り、箔押しを行う。
使用する箔も金箔や銀箔、錫箔、プラチナ箔など様々。
木目を活かす仕上げや、塗装のみの仕上げもあります。
古美仕上げ
箔押しや、塗装を終えた額縁に顔料や油絵具を用いて
額縁の経年変化の美しさを表現する。
新品なのに古くて美しい額縁にする、額縁職人ならではの作業。